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【介護保険最新情報】vol888 第3波と言われるコロナが及ぼす介護報酬改定

元山 ゆず香

監修者

介護福祉士

元山 ゆず香

大学を卒業後、特別養護老人ホームにて現場業務に従事。その後、福祉系大手企業に入社し、エリアマネージャーとして、施設介護事業・居宅介護事業・障害福祉サービス事業でのエリアマネジメント・行政対応を経験。また、法人本部に異動し教育部門・監査担当部門の部長を歴任。現在は全国の介護・障害福祉事業所の支援やセミナーの開催、DXO株式会社での介護関連事業の支援などを実施。

詳細プロフィール

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こんにちは、プロサポニュース部です!

本日は、令和2年 11 月9日に厚生労働省老健局より通知があった、介護保険最新情報Vol888についてご紹介をしていきます。

 

介護保険最新情報vol888について

新型コロナウイルスの第3波が来たと言われる中、11月9日に厚生労働省より【介護保険最新情報vol888:介護保険サービス従事者向けの感染対策に関する研修について】が通知されました。

 

【介護保険最新情報vol888:介護保険サービス従事者向けの感染対策に関する研修について】

※システムマニュアルもこちらに掲載されています

 

感染症の基礎や発生時の対応、高齢者の健康管理、防護具の使用方法、実技演習の進め方、職員のメンタルヘルスなどについて、分かりやすい動画で幅広く学べるとし、動画とセットのPDF資料もダウンロードできる便利なツールです。

 

教材は大きく分けて、介護職員向けと管理者・教育担当者向けの2種類が用意されていますが、名前やメールアドレスなどを入力し、アカウントを作成する必要がありますが、サインアップ後は施設系、通所系、訪問系などサービスの種類を選ぶだけで、すぐ教材メニューに辿り着くことができます。

 

今回公開されたのは、介護職員向けの「サービス提供の場で行う感染対策」「標準予防策と感染経路別予防策」「感染拡大防止のための健康管理」の3つで、動画はどれも10分前後です。

 

他のコンテンツも今後、順次掲載していく予定になっています。

 

管理者・教育担当者向けの教材には、テストを自動で採点・評価する機能も用意され、実施済みの項目にはチェックがつき、どこまで取り組んだかが一目で分かる設計となっているため、通常の研修にも取り入れることが可能です。

 

介護報酬改定における感染症や災害への対応力強化

審議が加速している令和3年度の報酬改定の中でも、感染症対策については運営基準に組み込まれるなどの活発な議論がなされています。

 

これまでの審議会では、新型コロナウイルス感染症への対応により、感染症の発生やまん延防止に向けた日頃からの取組の重要性が再認識される中、各サービス事業者の感染防止の取組強化や、感染対策を図りながら継続的なサービス提供を求める観点から、どのような方策が考えられるかということが議論されてきました。

 

本日現在の方針としては、新型コロナウイルス感染症の患者等への対応等にあたって、介護報酬、人員、施設・設備及び運営基準などについては以下2点が全サービス共通事項として令和3年度の報酬改定でも引き続き緩和していくとされています。

 

【令和3年度 介護報酬改定後も引き続いていくことで検討されているもの】

①新型コロナウイルス感染症の影響により、一時的に人員基準等を満たせなくなる場合、介護報酬の減額を行わない等の柔軟な取扱いが可能

②訪問介護の特定事業所加算等の算定要件等である定期的な会議の開催等について、電話、文書、メール、テレビ会議等を活用するなどにより、柔軟に対応可能

 

また、新型コロナウイルスが終息を見せない中で追加で検討されているものは以下2点です。

 

【令和3年度 介護報酬改定で追加検討されているもの】

①介護サービス事業者に、感染症の発生及びまん延等に関する取組の徹底を求める観点から、各運営基準において、以下の取組を求めることを検討する。その際、一定の経過措置を設けることも検討する。

 

施設サービス:委員会の開催や指針の整備、研修の定期的な実施等に加え、訓練(シミュレーション)の実施

訪問系、通所系、居住系サービス等:委員会の開催や指針の整備、研修や訓練(シミュレーション)の実施

 

②感染症や災害が発生した場合であっても、必要な介護サービスが継続的に提供できる体制を構築する観点から、全ての介護サービス事業者を対象に、運営基準において、業務継続に向けた計画等(BCP)の策定や、研修、訓練の実施等を求める。

まとめ

新型コロナウイルスの第3波が来たと言われ、全国の都道府県で感染者数が過去最多を更新していますが、『3密を避けなさい』と言われる中、気温の低い中で身体介護を提供せざるを得ないのが訪問介護事業です。

 

訪問介護事業の介護報酬改定に向けた体制構築のポイントは、『いかに現場の負担を減らすか』『どれだけ効率化が図れるか』がポイントです!

 

 

【令和3年 介護報酬改定のポイント】

①人材不足に対し、特定事業所加算の算定を行うことを条件として賃金を上げる。

②事業運営を効率的に行うために取得すべき加算の運用には、サービス提供責任者の業務効率化が欠かせない。

③生産性の向上は、IT導入ありき!介護業界全事業にとってもキーワード。

 

 

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私たちプロサポ!は、介護の専門職の皆様が現場に集中できる環境を作るため、省令で定められた専門職の書類作成を除いた、事務作業のアウトソーシングを行っています。

 

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新型コロナウイルスの終息が見えない中、報酬改定はすぐそこに迫っています。

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